「炊きたてのご飯」では比べない方が良いと思います。
正直アツアツのお米は、少々古めのお米(失礼!)でも温度で味をごまかされて「おいしい〜」となったりします。
ご飯の温度も「おいしい」と感じてしまう要素の一つです。
アツアツのご飯から少しさましてから食べ比べてみて下さい。
通常一つの品種が世に出るまでには約10年間は掛かると言われています。
その昔、コシヒカリ以前のお米で日本の代表的なお米である「ササニシキ」は
非常にサッパリしたお米で、昔ながらの和食のように沢山のおかずをつまみながら食べる時にお米としての個性が弱いササニシキが非常に良く合い、それが食べたときの満足感を非常に高いものとしていました。
おかずとご飯が口の中で混ぜ合わされて一つの味になる感じです。
ところが近年の食卓は、西洋化で単品一発の定食(とんかつ・エビフライ・ハンバーグ)など味や食感自体がシッカリとあるおかずが多くなり、お米も個性の強い粘りのあるこってりした食感のコシヒカリがよく食べられるようになりました。
※「こってり」という表現は、強くなるほど餅米に近くなる事を指しています。
2つの中間的なこってり度が、「ひとめぼれ」や「あきたこまち」となります。
これらはあくまでも標準的なお話です。
しかし、最終的には皆様一人ひとりが「どの様に感じられるか?」が一番大切!
「とんかつ」でも、あっさりの「ササニシキ」が合う。という方も居られると思います。
よく食べられるおかずで、それぞれ好みの組合せをさがして見て下さい。